8/4
 毎年恒例の夏のキャンプだが、今年は現地集合で車の台数が多くなるようなので、新車だからという適当な理由でバイクを発進させた。
 山陽道で岡山県まで併走し、5人を詰め込んだインテグラはそのまま買出しへと向かった。自分はバイクを南へと向け、岡山城を目指す。
 岡山の市街地へ南下する道は、インテグラの持ち主である友人が岡山に下宿していた時に、その友人宅へ向かうのに良く使った道で、かれこれ3年ぶりに走る。特に何が良いというわけでもない道だが、なんだか懐かしい。それにしてもあれだけの回数来たのに、すぐ近くの岡山城に寄っていないというのも、アホちゃうかとなんとなく笑える。灯台下暗しというか、すぐいけると思うとなかなか行かない。悪い癖や。
 南下し続けて2号線に出て、岡山県庁付近を目指す。地図では岡山県庁のすぐ近くに岡山城があり、県庁の近くまで来ると、道にクランクのようなコーナーがあったり、多少のアップダウンが出てきた。城地を接収して道を通した時、もともとあった枡形や虎口をそのまま使うとこのような道ができる。防御用の構造がそのまま残ってしまうことになるので、よく使う人は多少不便を感じるだろうが、城跡には良くある形だ。
 岡山城は、旭川を天然の堀として脇に流し、焼板の黒い天守閣が有名な城だ。天守閣は戦前に、国宝に指定されていたが、残念ながら空襲で焼失し、今あるのは資料館を兼ねる復興天守で、月見櫓だけが昔のまま残っている。
 金曜のせいか、観光客はまばらだが、ぺちゃくちゃしゃべり続けているおばちゃんグループが1組だけいて、城内を見ている時に何回かすれ違ったが、常に何か言葉を発しているようだった。おばちゃんグループは、全国どこでもひたすらにしゃべっているイメージしかないが、一人旅が多い自分からはちょっと理解しがたい。人種が違うのかなとも思ったりするが、あんなしゃべる外国人も嫌やしね。そういえば外国人のおばちゃんもよくしゃべるんやろうか。変に気になる。
 岡山城を出て、今度は岡山藩主の庭園だった後楽園に向かおうかとも思ったが、三大庭園といってもちょっと興味が湧かないので県立博物館に向かうことにした。博物館は後楽園のすぐ近くにあって、建物はちょっと古い感じがするが、展示量は県立の博物館らしく、分野が広くに渡り、量もそこそこあって見応えがある。ちょうど「30年前のおかやま」という特別展をやっていて、まだ25年しか生きてないはずやのに、妙な懐かしさを感じた。
 今日の予定は、岡山の後は福山による予定だったが、出るのが遅くなった上に岡山でゆっくりしすぎたので、直接豊松村に向かうことにした。岡山の市街地から豊松に向かう道は、国道180号線から高梁で西に向かい、県道で県境を越えるのだが、聞いただけで行ったことはない。日暮れも近くなるだろうからちょっと不安だが、どのみち豊松に入るルートはえらい道しかないので腹をくくる。
 国道180号線は、先代のバイクも先々代のバイクも走ったことがあるお馴染みの道。いつも目に付く高松稲荷の大鳥居を右に見ながら総社を過ぎ、備中松山城のある高梁から西に折れる。岡山市街からここまで1時間半弱。ローソンで休憩を入れるが、時間がラッシュにかかりつつあることもあって、考えていた時間よりも遅れている。ローソンを出る頃には夕日が目に入り、西向きには辛い。辛いが後は暮れる一方なので、暮れてから山中の知らない道に入るのはもっと辛いので頑張って進む。
 国道180号線から成羽ダムまでは県道ながらいい道が続く。岡山の県道にはあまりいい思い出がないが、ここは快調にペースを上げれる。だが、成羽ダムから県境に向かう道に入った途端、1車線で舗装の悪い道へと変わった。しかも山間なので太陽は山に隠れ、早くも沈んでしまっているようだ。いよいよ時間が差し迫ってきたようだが、道はまだまだ登っている。おいおいどこにつれていくねん、最悪携帯の電波を確認しとかんとあかんなと思いながら、アップダウンのある道を30分ほど走った頃だろうか、ようやく平坦な地形が表れ、人家が見えてきた。どうやら遭難の危険は去ったらしい。ほっと一安心しながら2車線になった道をしばらく進むと、今夜の宿であるビレッジハウス仁吾川が見え、何とか暗くなる前にワラジを脱ぐことができた。
走行距離 236.80km

8/6
 前日にキャンプを満喫し、3日目のこの日は帝釈峡に寄って帰る予定。さっさと荷物を荷造りして連れの車に乗せ、暖機しようとバイクに近づくと、何と鳥糞が2発被弾していた。上を見ると電線が。これはウカツやった。しかもあと1mずれてれば被弾しなかっただけにショック。
 鳥糞の衝撃も覚めやらぬまま、連れの車3台に続いて帝釈峡に向かった。帝釈峡には前にも来てるので、久しぶりにボートに乗りたい気持ちが高まる。ちょっと渇水気味らしく、前に来た時よりも大分水位は低かったが、ボートは何とか営業しており、水辺で涼しさを味わえた。
 帝釈峡からは中国道で一気に帰る。途中連れの車とバトりそうになるが、荷物と人を乗せた車と、1000cc超で重量200kgのバイクとでは勝負にならない。ぶっちぎってやった。
走行距離 237.92km
合計 3日間(実質2日) 474.72km

No.14
No.13 No.15