4/25
 中学の同窓生が彦根に就職したので、そこを基地として彦根や長浜を回ることにした。いつものように同窓生の都合はほぼ関係なしに。
 自宅を昼前に出て、阪神高速から名神高速に入り、吹田S.A.で一度休憩を入れた。ここまで約1時間。ほぼ予定通りだ。吹田から京都まではだいたい30分強で、そこから先は時間を計算できるほどは知らない。どのくらいかかるのだろうか。
 名神高速を東進し、米原J.C.T.から北陸道へと入る。長浜I.C.は北陸道に入ってすぐで、高速を下りると田園的な風景が広がっていた。結局時間的には自宅から2時間半程の行程だった。意外と時間的には近い。
 とりあえず湖岸へとバイクを走らせ、長浜城を目指す。長浜城は再興された模擬城で、本物は羽柴秀吉が築城したが、江戸時代には廃城となっていた。明治に鉄道が開通してから、連絡船が発着するために湖岸が改修されたこともあって、当時の城の敷地は湖に沈んでいるらしい。何年かに1回の渇水の時には、城にあった太閤井戸が見れるらしい。城自体は資料館になっていて、戦国時代を中心とした展示になっている。いろいろと詳しい事を展示しているので勉強になった。
 長浜を出て、ちょっと北にある姉川古戦場に向かった。地図上から姉川古戦場碑を探すが、姉川近辺には見つからなかった。だいぶんウロウロしたのに見つからんっていうことは、地図の表記が間違っているのかもしれん。結構重要な戦いやったから、間違いなく川沿いにあるはずなんやけど…。
 姉川の近くに国友という場所がある。戦国時代は、堺や根来、雑賀などと共に鉄砲の生産地として発展し、その時代の重要な都市だった。ぶらっと訪れてみたが、狭い路地や当時の屋号の石碑があったりして、今ではただの田舎になっているが、歴史のある町だということがわかる。その真ん中に国友鉄砲の里資料館というものがあるが、この日は休館日で入れなかった。活動拠点は当分は彦根にあるはずなので、またの機会に行こう。
 国友から再び南下して長浜に向かう。かなりどんよりとした天気で、時折雨粒が落ちてきている。明日はもしかしたら早仕舞いになるかもなと思いながら、長浜鉄道文化館に行った。だが、文化館の受付に人がおらず、どうしたものかと思いながら少し展示物を見ていると、奥から係りの人が出てきて今日はもう終わりと言った。今日は随分行き残しがある。
 長浜で5時を過ぎ、湖岸道路を彦根まで走って彦根の駅で友人と待ち合わせた。友人の家は駅から彦根城の堀の横を抜けて少し路地を入ったところにあり、路地は城下町の面影を残していた。彦根では当たり前なんだろうが、旅で訪れるとそんな風情がいい。
走行距離 241.92km

4/26
 朝、布団の中でまどろみながら耳を澄ましたが、雨の音は聞こえない。よし、何とか午前中はもってくれよと思いながら、起きて窓の外を見ると、雨は降っていないものの路面は完全に濡れていた。「これはやぱいわ」と友人にこぼしつつ、朝飯を早々に済ませて出発の準備を進めていると、ぽつぽつと雨が降り出した。その瞬間、頭の中で「終〜了〜!」という天の声が聞こえた。
 こうなったらしゃあないし帰るかとひとりで呟きながら、カッパをだして着込み、彦根城と佐和山城に後ろ髪ひかれながら彦根を出発した。だが、彦根I.C.から名神に乗って帰るのはなんだかもったいなかったので、ちょっと走ってみたかった湖岸道路を大津まで走ることにした。湖岸道路は信号もほとんど無く、ほぼ琵琶湖沿いを走っているので、晴れていたらさぞ気持ち良かったことだろう。幸い雨はパラパラと降ったり止んだりで、びしょ濡れになることはなかったが、やはりどんより曇った空が恨めしい。
 そうこうしているうちに道は愛知川を過ぎ、近江八幡の案内板も通過した。そして、眼前にポッコリと盛り上がった小山の間を過ぎたとき、横目に何か石碑らしいものが映った。湖に張り出した小山に石碑という組み合わせといえば、自分の中の方程式で城跡という文字が直感的に浮かぶ。だが、この辺りの湖岸道路は信号もなく、大きな道もなく、止まりにくい。まぁ、今日はこんな天気やし、今度の機会にじっくりと見てみよう。
 湖岸道路は、琵琶湖大橋を過ぎるとリゾート地のようなちょっと華やかな景色になってくる。だが、それとは反対に天気はいよいよ悪くなり、シトシトと雨が降り出していた。その影響もあって地図を確認することも無く、漠然と湖岸道路を真っすぐ行けば国道1号線に出れるし、1号線に出たら大津から名神に乗るだけやからと思って走っていたが、お目当ての1号線と思われる道路は頭上を過ぎていった。これはちょっと地図を確認せなあかんなぁと思いながらコンビニを探して南下していくと、瀬田の唐橋周辺で渋滞にハマった。天気の悪いときは渋滞が余計に辛い。とりあえずコンビニが先やと混んでいる唐橋を横目に見つつ、すいてそうな直進を選んで真っすぐ進むと、たまたま信号待ちか何かで車の流れが止まった横に瀬田城の案内板を発見、怪我の功名というか、こんなところで城を発見するとは。だが、今日はこんな天気で帰る気満々。先送りが今回はやたら多いなと思いながら、やっぱり今度の機会にしよう。
 瀬田川沿いを南下して見つけたコンビニで暖を取りつつ地図を確認し、唐橋を渡るのが最も1号線へ行くのに近いことがわかり、雨の中を覚悟を決めて出発する。唐橋から1号線へ入る交差点までほとんど渋滞で、1号線に入る頃には10時半を過ぎていたが、1号線に入ってしまえば大津I.C.までは知っている道でもあるし案内も多い。名神高速から中国道と進んで西宮北からちょっと下道を通り、六甲北有料道路、阪神高速北神戸線、第ニ神明と有料の自動車道をハシゴして帰路についた。デビューから2戦とも雨になるとは、もしかして雨を呼ぶバイクなのかと自問しながら…。
走行距離 181.60km
合計 2日間 423.52km

No.12
No.11 No.13